②スペイン・カミーノ巡礼とポルトの夜

HIROMI

2018年07月23日 12:26

ジプシークイーンのポルトガル紀行★奇跡のマリア巡礼
つづきです♪



カミーノ・デ・サンティアゴとは

エルサレム・ローマと並びキリスト教三大聖地、

サンティエゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路「カミーノ」

キリスト教徒はもちろんバックパッカー、スピリチュアル的な理由などで

毎年数万人が世界中から集まりサンティアゴを目指しています。

http://camino.webcrow.jp/


このカミーノはレイライン上に出来ていて、そこを歩くだけで意識の変化が起こりやすく

そしてそれは今の人生のテーマであることが極端に浮かび上がり

巡礼の途中で気づきが起きるというわれているそうです。





カミーノは、「イギリス人の道」「フランス人の道」や「ポルトガル人の道」など複数あり、

最も一般的と言われているのは「フランス人の道」(800キロ)で最短33日かかるそうす。

もし行くのならポルトガルの道からだなと以前から思ってました。

リスボンから約615Km、今はいろんな乗り物や手段があり気軽に行けるようになりましたが

歩くと28日間かかるらしい


カミーノはいつか、また別の機会で訪れたいと思ってたので

リスボンからそのままアルジェリアに向かう予定が

急きょアルジェリア大使館でビザを取るのがややこしいと発覚してから路線変更になったのでした。


「いつか」はこうしたタイミングでやってくる。






というわけでポルトから日帰りのオプショナルツアーに参加したのでした。

正式なカミーノはリスボン大聖堂からファティマへが順路だけどその道を通ってきたということで

ポルトから約2時間半、スペインの国境の河を車で越えてゆきました。

たった2時間でポルトガルとスペイン語が入れ替わるのもカルチャーショックですね

(違いさえわかんないけど)



シャーリーマクレーン著書「カミーノ~魂の旅路~」では

彼女がサンティアゴ巡礼途中、夢でガイドからのメッセージを受け取ります。

2001年初版のころに買って半分読みかけで

旅先で読もうと、成田空港のトイレに置き忘れてきたけど

当時のわたしには解読が難しく感じたことを覚えていますが

今このタイミングではメッセージとして文章が入ってきます。


「何が怖いのか、自分に聞いてはいけないよ 

その代わり、あなたが心配しているのはなぜなのか、自分に聞いてみなさい。

恐怖を追い出そうとすると、それは自分に戻ってくるよ。

すべてのエネルギーは、それを発した人に戻ってくるからだ。

どんなエネルギーーも、輪のようにその源へ還って来る。

心配をすると、それもまた自分に戻ってくる。

だから、どうして心配なのかをよく見て発見しなさい。」




「カルマの法則の成就と解放は次の通りである。

喜びのひとしずくはとても強力で、不安さえも思いやりに変える。

それは、あなたが与えたものはすべてあなたに返ってくること、

そして、あなたとあなたの周りの人々の人生を向上させるということを知ったうえで、

あなた自身を惜しまずに与える能力である。」

「カルマの法則とは、昔の出来事が自分に返ってくることではなく、あなたの魂への帰還である。

あなたが神に目覚めるとどんな状況にも対応できる力がもたらされる。

悲しみとは、あなたに動く力が無い状態のことだ。

あなたが悲しみを捨て去ったとき、あなたが一段階上の喜びを受け取ることが出来るだろう。




「巡礼の道がお前が何者かを思い出させてくれるということを覚えておきなさい。

お前は時間の道で味わってきた多くの体験の宝庫なのだ。

お前が前進することは、とりもなおさず、自分の中に入っていくことなのだよ。

それは時間を昔へとさかのぼっていくことでもある。

本当は、おまえは前へと旅をしていこうとして、実は始まりに戻っていくのだ。

勇気を持って進みなさい。すべての道は始まりに通じているのだから。

だからお前は時間を越えて旅をして、

その昔何があったのかを理解し、均整の取れた輪を作らなければならない。

すべての道は輪となって始まりへと戻っているのだ。」




長い道のりをバックパックと杖で歩いてくる人もいれば

わたしのように日帰り観光で来る人もいる。

それぞれの移動手段や目的は違っても、ここが聖地であることは変わりない。


ちなみにわたしのスピリットガイドいわく


「誰かの作った道を辿るのではなく、

自分で道を作ることがあなたのめざすカミーノでしょ」




たくさんの巡礼者が列を作り20分くらい並んで大聖堂の中へ


(中は撮影禁止でしたがうっかり一枚)

ちょうど牧師さんのお話が始まったばかり

スペイン語と英語を交互にについてお話しされてました。

祈りとは「意乗り」

翌日の新月に向けて愛と意を乗させていただきました。



小さな町並みはスペインらしくておしゃれでかわいい



お土産屋さんはこの場所を象徴するシェルのものばかりでした。



サンディエゴから来たというアメリカ人女性とガイドさんの3人でランチしながら

ワールドワイドな旅の情報交換で盛り上がりました。

彼女の一番のおすすめは「コスタリカ」

あなたはとても気に入るはずよ、と言われたので潜在意識にインプットしておきます。

行ってみたい国、まだまだたくさんある。

カリブ海はしばらく見てないけど、いつか魂が呼ばれるタイミングが来るでしょう



本場のタパス、おいしかったです




夕方6時、ふたたびポルトに帰ってきて佳子ちゃんたちとサンベント駅で待ち合わせ



世界一美しいといわれる駅の中には

物語が描かれたアズレージョの世界が広がっていました。

ジョルジュ・コラコによって1930年に制作されたもので

ジョアン1世のポルト入城やセウタ攻略など、歴史的な出来事が描かれています。

https://gotrip.jp/2016/11/48199/



戦いの絵とは対比的に描かれた

貧窮の民衆の中で踊るジプシーの人々がわたしには印象的でした。



無事に合流して、夕暮れも近いドゥロー川という運河に行きました。





カラフルでかわいい家並み。

色彩豊かなポルトガル、大好き





明日から別々の場所へ旅するわたしたち。

佳子ちゃん&貴ちゃんはスペインへ(サンティエゴ~バルセロナ~モンセラット)

わたしはチュニジア(チュニス~シディブサイト)へ。

ポルトガルの旅のすばらしいラストナイトです。



最後に写真たくさん撮ってくれました。



お恥ずかしいですが、世界にひとつの景色、てことで。



「オブリガート」

ポルトガル語でありがとうという言葉。

日本語の「ありがとう」の語源なんですって!


日本に初めてやってきたヨーロッパ人、それがポルトガル人

(1543年種子島にポルトガル人を乗せた中国船が漂着した)

カステラ、コンペイトウ、ビスケット、キャラメル、バッテラ、テンプラ、チャ(お茶)タバコ

ブランコ、おんぶ、ピンキリ、パン、じょうろ、じゅばん、コップ、ボタン、カボチャ、合羽(かっぱ)

カルタ、おいちょ(笑) ピンキリ、キリがない、のキリ・・・

(ティーを注文するときはチャー、プリーズて注文します)



夕暮れのドンルイス橋。


ふいになつかしい音楽が聞こえてきた。

20代前半大好きだったLIONEL RICHIE のナンバー「HELLO」

あまりに景色に溶けていたのでベンチに座り込んでうっとりと聴いていて気づいた。

ん?I LOVE YOU の歌詞の部分が「サランヘー」になっている・・???

奮発して3ドルをギター箱の中に入れると「カムサハンミダー」てゆわれました

ノー、ノー、アイムジャパニーズ(笑)

A RI GA TO

中国人と韓国人と日本人

わたしたちには発音ですぐ見分けがつくけど

わたしたちにとってのスパニッュとポルトギーの違いみたいなものかもしれない。

海外に行くと「日本人」であることを意識する。

日本人ブランドを背負っているよなプライドが芽生え

チャイニーズと呼ばれることに抵抗を覚えることもあるけど

言葉や文化や肌の色が違うだけで

世界中どこにいても微笑むと微笑み返してくれる

あいさつをすればあいさつが返ってくる。

宇宙から見たら同じ地球人なんだということも

旅に出て気づいてきたことです。





川岸のおしゃれなレストランで最後のポルトガル料理




ポルトガルは海鮮料理が名物ですが

カステラを食べそこなって思い残しができたのでまた帰ってきます

グルメ編、最後にまとめて貼っておきます



初日のディナー



2日目のディナー



3日目のランチ


お2人のおかげでおいしい思い出もでき

やさいい心遣いもいただいて

思いがけないギフトのような旅になりました。

それにしても濃い4日間、どのスケジュールも無理なく完璧でした

旅の道連れさせていただきありがとう




ついでに翌日は朝9時のフライトでスペイン第2の都市マドリードへ飛びました

ほんの5時間くらいのプチ観光に選んだのはマヨール広場

マヨわないようにポイントをしぼりました



タクシー降りてすぐミッキーマウスがいたので写真撮ると

近づいてきてミッキーに腕をつかまれもっと一緒に写真を撮ろうというので

お金はかかるのかと聞いたらミニーちゃんが

輪っかをつくった指をスリスリしてきた

それよりも横にすり寄ってきたのでバッグを脇に引き寄せ大警戒

(スペインはスリが多いのです)

暑いのか着ぐるみを顔だけ脱いで「ギブミーマネー」

ミッキーの下にはアフリカ人男性、

ミニーの中にはジプシーのおばさんが入ってました

もちろんノーノーと腕を振りほどいて逃げましたが

ミッキーを利用した新手のビジネス、子供達の夢はこわしてほしくないな

のんびりしたポルトガルからいきなりスパニッシュミッキーの大洗礼を受け

ゆるんだ気を引き締めることができました

(旅ネタも増えたけど)





本場のパエリアを堪能しながら

通りに面したカフェでのんびり道ゆく人を眺めてました。

都会なのでバルセロナに似てるけど、やっぱり違う。

バルセロナは2回だけだし、語れるほど滞在してないのでうまくいえないけど

エネルギーの違いを肌で体験したくて。



広場近辺のプチ観光を終えたマドリードを後に

いよいよドキドキの初チュニジアへ!



インスタ映えするゲート抜けて・・


チュニジア編につづく

ポルトガル~スペイン~チュニジアの旅からただいま♪

ジプシークイーンのポルトガル紀行★奇跡のマリア巡礼



♥2018夏のスケジュール♥









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