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2012年12月02日

嘘の上手な女たち1)天使と月光☆Mちゃんのケース

嘘の上手な女たち1)天使と月光☆Mちゃんのケース

東京でサロンをしていた頃のクライアントで

風俗サロンで働いていたMちゃんは天使のような娘だった。

いつも明るく笑い、プレゼントを持って来てくれたり、セッションもよく受けてくれました。

コスプレが大好きで、華やかなパーティによく出かけていました。

いろいろなキャラクターに扮することで、自分を隠せる

そのキャラクターになりきることで、他の誰かになれる。

その裏に隠された孤独や深い悲しみは誰よりもよく知っていたつもりでした。


ヒプノのおかげで眠れるようになり、婚約しましたと

幸せそうに彼と2人で訪ねてきてくれてました。

まじめそうでお金持ちのおぼっちゃま風

もちろん仕事はふせていたようす、

これで仕事がやめられたらいいなと思っていました。

嘘の上手な女たち1)天使と月光☆Mちゃんのケース

だけど、睡眠薬の依存症は実は治っていなかったのです。

わたしが喜ぶと思って、そう言ってくれたのだと

あとで知ることになります。

つらいことがあると何十錠も服用しては

狂言自殺未遂を繰り返し、

そのことが原因で彼に去られてしまう。

そのことでまた傷ついては薬漬け、という悪循環が始まりました。

いくらヒプノを受けても、本当の意味での解放は起こりません。

ハートをも麻痺させる精神薬や誘眠剤は

愛という感情さえも麻痺させ感じなくなるのです。


わたしは幸せそうに振舞う彼女の嘘を知りながら、

気づかないフリをしていました。

彼女にとって、いつでも帰ってこれる港でありたかったのです。

沖縄移住が決まったときも、送別パーティにも来てくれました。

そして沖縄で開催したワークショップにも1度来てくれました。


mixiを通してつながっていたから、時々つらそうになりながらも

楽しそうに暮らしてるMちゃんを見守っていました。


ある日、訃報がありました。

それはMちゃんのお兄さんからでした。

リストカットしバスルームで亡くなっていたようです。

心の底では救いを求めていた彼女を見抜くことができなかった

ほんとうの気持ちをわかってあげられなかった。

その深い悲しみの底から救うことができなかった。

それは、わたしにとっても大きな課題となりました。

今ではその経験を、これからの人たちに

生かしてあげることができるという答えにたどり着きました。

嘘の上手な女たち1)天使と月光☆Mちゃんのケース


まるでファッションのように「メンヘル」(メンタルヘルス)という言葉が流行り

2CHやネットで知り合った見知らぬ人と孤独や傷口を共有しあううちに、

共感は同情に変わりいつのまにか深い闇に引きずりこまれる

そんなパターンもあると思います。

それはある種の現代病ではないかとも思いました。


嘘の上手な女たち1)天使と月光☆Mちゃんのケース



昔のようにやんちゃ(反抗)をするということで発散しるうちはまだいい。

期待に応えるいい子でいるための仮面をかぶり続けることが

生きるのをつらくさせているのではないだろうか。

睡眠剤や精神薬は死の恐怖さえも麻痺させてしまうのです。

嘘が上手になった分、生きることが下手になっている

今の時代は、もっと根が深い、そして

依存性や副作用のある危険な薬を簡単に、大量に処方する、

病院の体制にも原因があるのではないでしょうか。

わたしたちセラピストには治すことはできないけれど、

未然に防ぐことはできるかもしれない。

死にたい、という言葉を誰かが口にしたら、

そうなんだね、と受け止めてあげればいい。

でも大丈夫、まだあなたには生きる力が残されてるよ、と信じてあげればいい。

どうしていいかわからない、どうすればいいの?と聞かれたら

ひとりで旅に出なさい、とすすめるかもしれない。

日常を離れたところに本当の自分が見えてくる。

大自然の力はあなたを癒してくれる。

まだまだ知らない世界はあるのだということを教えてあげたい。

嘘の上手な女たち1)天使と月光☆Mちゃんのケース

天使になったMちゃんの夢を見ました。

「ひろみさん、ごめんね、失敗しちゃった。もう大丈夫だからね。」

いつも周りに気を配る、やさしい子でした。

いまもMちゃんからもらったギフトを大切にしています。

Mちゃんのことを、わたしは今も忘れない。


そして鬼束ちひろの「月光」を聴くたびにMちゃんを思い出すのです。




「終わりになど手を伸ばさないで」

死にたい、と思うことは誰でも経験あること。

だけど、この生の中においても、

人は何度でも生まれ変われるのです。


うつの症状は誰にでも当てはまる。

どうか、もし同じような思いをしてる方がいらしたら

クリニックに行く前に

わたしたちを訪ねてきてくださいね。

※現在は精神薬服用中の方のセッションは行ってません。

(どうしてもいう方はかかりつけの医師と相談の上、

最低でも2日間は服用中止してからにしていただいてます)




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Posted by HIROMI at 22:20 │ひとりごと
この記事へのコメント
今の子供たちで感受性の強い子は、親子関係の中で、親の機嫌をとるようになって、本当の自分を表現できなくなってしまうパターンが多いみたいです。
それで苦しんでいる子供やそのまま大人になっている人たちがたくさんいます。そんな方々の助けになって下さいね。
Posted by 宮城正栄宮城正栄 at 2012年12月03日 06:54
宮城さん

おっしゃるとおり
やさしくて感受性の強い方に多いようです。
そして沖縄にはとくに多いような気がしてます。


まだ学ぶところも多く力の及ばないケースも多くありますが
自分にできることを精一杯やらせていただきます。

ありがとうございますm(_ _)m
Posted by gypsyqueen at 2012年12月03日 09:11