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2014年10月11日

路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!

路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!

泥の中から咲く蓮の花のように生きたい。

ずっとそう思って生きてきました。

泥は深ければ深いほど大輪の花が咲く。

地に根を張り光を目指して上を向いて生きる。

それが生命エネルギーだ。



古いMIXI日記からのシリーズをそろそろここにも

カミングアウト

むかしむかしの露天商の時代のお話を書いてみようかと思います 。

何を売っていたのかよく聞かれますが、

場所や季節によっていつも変化してました。

時はバブルの全盛期、そのおしごとは80年代に始まりました。

人生の闇から抜け出せたのは路上からのスタートでした。

初めて路上に立った時、稲妻が体中を突き抜けました。

これはわたしの天職だ!


わたしはストリートで多くのことを学びました。

どんな教科書にも載っていない、体験という宝物。

人と人が出会い幾多のドラマが生まれる。

わたしのドラマがここにあります。

わたしには生きるということに対しての恐れはない。

なぜならいつでも路上に戻ることができるから。

一度死を体験すればそれがこわくなくなるように、

いつでもゼロからのスタートに戻れる。

わたしの経験があなたの人生に役立てることができるのなら

生きるということのヒントになるなら

読んでみてくださいね♪

路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!


あれは1987年9月

初めて新宿の以路上に立って売ったのはシルクサテンのピロケースだった。

白、ピンク、ブルー 

ピンクのひらひらしたレースのテッシュカバーも韓国製

ゴールドメッシュのキラキラ財布も人気だった。

コワオモテのおじさんたちの中でまだ20代だった私は

きっと泥沼に咲く花に見えたにちがいない?!

あっというまに人だかりができて、まとめ買いする人が多かった

ワンレンボディコンが流行る前、当時は女子大生ブームだった

DCブランドブームというのもこの頃で

ロングヘアのソバージュ(なつかしい)にミニスカート姿は

露天商の中では異色
(ヤンキーはいたけど)

きっとわたしは学生アルバイトに見えたかもしれない

当時はバブルの真っ最中

デパートの紙袋をたくさんさげた中年女性たちが行き交う。

じゃぱゆきさんという言葉も流行ったくらい、

夜のお仕事を出稼ぎにきたフィリピン女性も顧客に多く、

国に送ると言ってたくさん買っていってくれた。

キラキラしたものひらひらしたきれいなもの、そしてポーチのような袋物

女性の好きなものはわたしが一番よく知っていた。

あるとき露天商のおじさんが言った

「あの客は買わねえよ」

「ほら、足がよそ向いてるだろ、あれはすぐに逃げる体制だよ」

試しに声かけてみたら、なるほどす~~っと逃げるように早足で歩き出す。

おもしろい! 

「では、足をこちらにむければいいんですね?!」

「それどこで買ったんですか、すてき」

わたしはセールストークではなく、

ガールズトークを始める


買わせようとかの下心があって話しかけては警戒される


足をこちらに向けることを目的に楽しむ

コツはほんとにいいと感じたことを伝えること、

おせじは禁句、媚びすぎず、あくまでもフレンドリーに、でもなれなれしくなく、という、

ほどほどの距離感とエチケット、そしてタイミング。

それはとてもスリルがあった


「そう?これはね、、」うれしそうにその人は話し始める、

つま先をこちらにむけて!

楽しそうにしてると、他のお客さんまでが引き寄せられるように寄ってくる

誰かが買い始めるとつられて買ってくれた

私のお店はそんなふうにいつも人がいっぱいで明るかった

もちろん売り上げもよかった

まわりの露天商のおじさんたちも一目置き始めてくれた


言葉は大切だ。

わたしは水商売市外は、お局さまのいるマダム向けのブティックに1年くらい働いた経験しかなかったが、

その経験こそがこうして生きていたのだ。

販売はサービス業、

お客様に喜んでもらうことが仕事。


露天の売り方にはいろいろあるらしい

タンカバイというのが寅さんみたいに口上を並べて売る古典的な売り方

泣き売(バイ)というのもあって「カンベンしてくださいよ」とか

「たのむから買ってくださいよ」的に 懇願する売り方

あれもテクニックだけど私のスタイルではない

わたしのようにずらりと商品を並べて自由に見せるのは

ネタバイとかごらんバイというそうだ

大声を出して呼び込むのは苦手だったから、人が寄ってくるよう工夫した

露天商のおじさんたちにもいろんなことを教わった

なぜ3足1000円が売れるのか、それは割り切れない数だからだとか

テーブルをちょっと前に倒すと向こうから見えるから売れるとか

テーブルは床上40センチが目線に入るとか

音楽が人を寄せるとか

これに関してはいろいろ実験してみたけど

ポップでリズミカルなものが好ましい。

人がたかり始めたら、早い曲に変えていくのがコツ

音楽は耳で聴くファッションだ 

そして年齢を問わずだれにでも愛される音楽は一種の波動がある

(わたしは後年、レゲエのおねえさんと呼ばれるようになった)

ジカ引きと言われる、道路にシートや布を敷いて売る方法や

三寸(サンズン)と言って祭りのテキ屋さんが使う天張りつきのテーブルもあるけど

わたしはもっぱらビニールつきのワゴンを使った

それに3本の物干し竿を両脇に立てて、商品をぶらさげた

そのほうが遠くからも目立つからだ

音楽は人を引き寄せる

動くものを視界は捉える

ひらひらしたものは乙女心を捉える


夜は発電機で200W電球をつけた

キラキラ光るものが人の瞳と心を捉える、、、

テキヤのマドンナと言われていたその頃?

あるとき、外人露天商がわたしの売り方を観察してこう言った

「あなたの売り方はインドのヘビ使いに似てる。

笛をふいて躍らせて、油断したところをパクッとつかまえる」


なかなかうまいことを言うなと思った。

今考えるとわたしは当時から、魔法を使ってたのかもしれない

それは決して人をだまして欺くトリックではない

人を楽しませる、人を惹きつける、それが好きだった

たまに休むと何人にも声をかけられた

「おねえさんがいないと、街に灯が消えたようでさみしかったよ」


新宿はネオンで星が見えないくらいこんなに明るいのに

そう言われたことがうれしかった

仕事で嫌なことがあっても、ここに来るとほっとするんだよ

そう言うサラリーマンのおにいさんや、会社役員のおじさん


ヤクザのおにいさんもよおっ売れてるかいとあいさつをしてくれる

そしておまわりさんまでが、こっそり差し入れを持ってきてくれてた(笑)

なにをやっても中途半端、どこに行っても浮いてしまう

わたしはそんなストリートに存在価値をようやくみつけた

そんなストリートを愛していた


路上で学んだ心理学

それは今も生きている

今やってることとと何も変わらない、


ありのままのわたしがその頃もいた




1988年~1989年の思い出写真集

※スキャンしてないので写真ぼけてます

路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!

池袋キンカ堂近くの時計店の店先

路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!

品川キオスクの催事で韓国製品


路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!

上野公園前では光学レンズプリズム


路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!

 横浜スタジアムでは台湾の化粧品

路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!

虎ノ門十の日も大繁盛  

路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!

池袋サンシャインストリートでカキ氷

路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!


平塚七夕祭り「アメ横より安い」

路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!


新宿歌舞伎町ではなぁんちゃってブランド


路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!


麻布十番まつりではエスニック  

路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!

浅草三社祭りではヘリウムガス(声が変わるやつ)

路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!

渋谷公園通り バリ島から直行~即日完売! 

路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!


長野のデパートでインドネシアフェア

路上で学んだ心理学シリーズその1)ついに解禁?!


売れ残りはサイパンで!


次号につづく

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Posted by HIROMI at 13:10 │ひとりごと