聖お姐さん☆ジプシークイーンのひとりごと

インド門





白すぎて見えないけど、ロータステンプル


２日目はいろいろなバザールやマーケットをめぐる予定が

明日までフェスティバルがあるとかでお店がお休みだそう



トゥクトゥクドライバーのラセシュさんと謎の小さいおじさんマントさん

こうしたドライバーには悪質な人や

山賊みたいな顔した人たちも多い中


気さくで明るくて悪い人ではなさそう、


わかりやすい英語（ホテルマンががすごい巻き舌）だったし

一日４００ルピーで案内してくれるというのでまずはサウスデリーへ

お目当てのカーンマーケットもお休みだそうで

サウスデリーのおしゃれスポットへ行きたかったのだけど

問屋ファクトリーに連れて行ってくれるというのでそこへ案内してもらう

写真撮り忘れたけど、昨日の高級店に比べるととても安い気がしたので

値段を交渉してまたまたパンジャビをＧＥＴすることに

見ているうちにアジアンマジックにハマってゆく

目が慣れてくるということはおそろしいことだ（笑）

大きなサイズの人は比較的、腕を出すのを嫌がる

ノースリーブに半そでをつけてくれるというので、

あれこれ選んでいううちにどんどん縫製されて後戻りできないなってしまった




そんなこんなで３５セットというすごい数になってしまって疲れたので打ち切り。

あとで見ると選んでないものがたくさん混じっていた。

疲れたところにネガティブなツボを刺激された。

もしかしてわたしはぼったくられてるのではないか

ドライバーやガイドたちがこうしたお店に連れてきてコミッションをもらってるのは知っている

高い土産物屋やレストランに観光客を連れて行こうとする

ほかのお店は休みだと嘘をついてるのではないか、

わたしとしたことが初めからカモにされてたのではないか

信じようとしたなんて、なんてお人よしなのだろうか

１度ネガティブになったらすべてが信じられなくなる。

それが証拠に、ホテルの近所にちゃんとメインバザールはあった。



ローカル色の濃いバザールは庶民とバックパッカーの聖地だそう




神様の使い白い牛も重い荷物を引っ張ってよく働く

サリーの値段を聞いて、安さにショック・・見なかったことにしよう（笑）

チープな粗悪品も多いのでここでは買わなかったけど、最初に来てたらどうなっていたか。




もう絶対トゥクトゥクに乗るものかと暑い中歩いてそこへ向かう途中に

「どこへ行くの？」

「連れて行ってあげる」

「その先を右だよ」

と言いながら、つきまとい巧妙にそういうお店に連れて行こうとする人に何人も出会った。


（その先を右ではなく、その手前が右だった）

あるおじいさんは、勝手にリクシャーに乗り込んできて勝手についてきた

そしてやはりそうしたお店に連れていこうとする

いくらノー！と強く断ってもどこまでもついてくるので

インド人は信用できない！と道で叫んだ

「インドはいかがですか？」と微笑まれても苦笑いしかできない。

「嘘ばかりつかれて参ってます」

そしてハッと気づいた


これもよくあるアジアンマジックではないか！


それは文化や風習、考え方の違いからくるストレス。

それを受け入れ楽しむか、それを否定してドツボにはまるか。

数々の旅の中にたくさんの経験とトラウマも作ってきた。

香港、韓国のスリ事件、エジプトのセクハラ事件、タイはパッポンストリートのぼったくりバー事件

旅につきもののハプニングは数えきれないれど

危険な目に合いながらも、失敗談をネタにして笑い飛ばすのがわたし流ではないか。

旅を楽しもうとすると何倍もの楽しいことがやってくる

ナーバスになったら、何倍ものネガティブを呼びこむ


インドにはもう２度と行きたくないという人と、何度も行きたいと魅力を感じる人にはっきり分かれるという

もう２度と行きたくない国を増やすのはいやだ。

わたしはいろんな人や国を見るのが大好きなのだ。

こんなときこそ心のブロック解除をしよう（笑）



目に映る景色が違ってくる！




ストリートは緑が豊か。

街はフェスティバルの準備でにぎわい、

女性たちは色とりどりのドレスで美しく着飾っている



インドは生命力と華やかな色彩にあふれている



たしかにインドには臭い、汚い、貧しい部分もある

思ったよりはきれいだったけど

１歩裏通りに出るとカラスや野良犬やホームレスやハエの大群がいる

息ができないほどの臭気もむせかえっている

車を走らせれば３０秒ごとにクラクションを鳴らすので喧噪もすごい

そうした部分にばかりフォーカスしないで

今回の旅は、きれいで美しいインドを体験しにきた。


よし、最終日はアグラに出かけよう


そして美しい世界遺産、タージマハールを観光しよう

そしていい思い出を持って帰ろうと

あえてあの（だまされたはずの）小さなガイド、マントさんに電話した。

彼はノーコミッションで友人ドライバーを紹介してくれるという

往復７時間のアグラツアー

ふつうのプライベートツアーだと２００ドル以上でしたが半額で快く交渉してくれました。


つづく